トウシューズのゴム・リボンの付け方と位置


新しいトウシューズを買ったら、履く前にいくつかの準備が必要です。トウシューズのボックス(つま先の部分)やシャンク(中敷の下にある板状のもの)を柔らかくしたり、リボンやゴムをつけたりして、フィット感をアップさせる加工のほか、痛みを防止したり、より長持ちさせるための加工もしておくと良いですね。

この記事では、これらの準備の中でも一番はじめに行う、トウシューズのゴムとリボンの付け方と位置について、基本的な方法をご説明します。トウシューズのゴムやリボンも、現在ではとても様々なタイプの色や材質のものが選べるようになっていて、この記事でもそのいくつかのものをご紹介しています。ご自分のトウシューズやタイツに合うものをお選びください。

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トウシューズのゴム・リボンの付け方と位置①- ゴム・リボンの種類

ゴム

まず、トウシューズのゴムの種類についてご紹介します。

 

ピンク 幅25mm 長さ40cm

ホワイト 幅28mm

トウシューズとタイツと色が馴染みやすく、付けていても目立ちにくいメッシュタイプのゴムです。伸縮性があり丈夫です。

 

ホワイト/ベージュ 幅25mm 長さ50cm

 

 

ピンク/ブラウン 幅13mm 長さ40cm

※ こちらはメッシュタイプではなく、いわゆる一般的なゴムひもタイプです。しっかりめのフィット感です。

 

リボン

続いて、リボンの種類についてご紹介します。

 

サテン地 /ピンク/ 20mm・25mm

 

 

表サテン 裏コットン(滑り止め) /ピンク /20mm

 

 

サテン+ゴム付き/ピンクベージュ/22mm

 

 

ストレッチ/ヨーロピアンピンク/24mm

私個人的には、このストレッチタイプのトウリボンがアキレス腱にも優しくとても使いやすくオススメです。

 

トウシューズのゴム・リボンの付け方と位置②- 実際に付けてみましょう

それでは、実際にトウシューズにゴムとリボンを付けてみましょう。付け方と位置について画像とともにご説明します。

ゴムの付け方
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トウシューズ用のゴムを足首の長さに合わせて切ったら、両端をUの字にして踵の内側の部分に縫い付けます。このとき、ゴムとゴムとの間を1cmほど空けます。

縫い方は、上の絵のようにゴムの端の部分を四角く縁取るように縫うやり方が丈夫ではありますが、ミシンで縫う場合には、下の写真のように、直線縫いでも大丈夫です。

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バレエシューズの様に2本のゴムを足の甲の上にクロスにして縫うこともできますが、あまり強くゴムをかけると甲が伸びにくく場合がありますので、踵につけるやり方をオススメします。

リボンの付け方
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シューズの踵部分を、内側に向かって三角に折ります。

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次に、鉛筆の先をシューズの内側から折り目に当て、すっと滑らせて線を引きます。

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リボンの端を2つ折りにして、予め鉛筆で引いた線に合わせてシューズに当て、縫い付けます。

なお、トウシューズに元からリボンが付いている場合、フィット感がイマイチなことがあります。そんなときは、リボンを折り返し、底の方から斜めに縫い付けるといいですよ。

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トウシューズのゴム・リボンの付け方と位置③- もうひと工夫してみましょう

足の痛みを防止する

・リボンの一部をゴムにする

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リボンがアキレス腱の上でこすれて痛い、しめつけられて痛い-  そんな人は、アキレス腱にかかる部分だけゴムに換えると良いでしょう。自分でやるのが面倒な人には、一部がゴムになったリボンが市販されているので、活用してみてください。気をつけたいのはゴムの位置です。アキレス腱の上にこないと意味がありません。長さや位置を確かめてから、リボンをシューズに縫い付けましょう。

 

 

フィット感をアップさせる
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・リボンの位置を調整する

トウシューズの中には、リボンが縫い付けられた状態で売られているものもありますが、履き心地に違和感がある場合は自分の足にあった場所につけ直しましょう。

・太いリボンに換える

足をしっかり支えてくれるので、初心者の場合は太めのリボンをつけるのがオススメです。最初からシューズに縫い付けられているリボンが細く、ホールド感に不安を感じたら、太めのものに換えると良いでしょう。

・リボンをほどけにくくする

バレエの舞台で、トウシューズのリボンがほどけてしまったら踊ることができません。どんな時も、リボンはしっかり結びましょう。ただし、筋肉の動きを妨げるほど強く結ぶのはNGです。程よい加減を身につけてください。リボンをほどけにくくする方法には、結び目に水をつけたり、松ヤニをつけたり、テープで巻く方法があります。でも本番では、リボンを足首に巻き終えてから、結び目を糸で縫って固定するのが一般的のようです。焦って針で足を痛めないように、普段から練習しておくと良いですね。

さあ、トウシューズのゴム・リボンの付け方や位置について、バッチリご理解いただけましたか?ゴムやリボンを上手に付けて、自分の足にぴったりフィットした状態で、トウシューズを心地良く履きたいですね。

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