ここでは、トウシューズの種類と特徴についてご紹介します。トウシューズには、日本国内のメーカーと国外のメーカーがありますが、あまりにも様々な種類があって、自分にはどんなトウシューズがピッタリ合うのか… 選ぶのがなかなか難しいですよね。
ここではまず、国内外のトウシューズメーカーのHPをご紹介しております。また、各メーカーのトウシューズを、レベルやトウシューズの特徴別に分類してご紹介しております。さらに、各トウシューズの名称の横の( )内に取扱店を表示しておりますが、トウシューズの在庫状況は日々変動しますので、お気に入りのトウシューズがみつかりましたら、まず店舗に在庫状況を確認されてからお出かけされることをオススメします。
トウシューズの種類と特徴① 〜国内で入手可能なトウシューズメーカー一覧
以下、国内で入手可能なトウシューズメーカーの一覧です。国外のメーカーについては、国内の主要取扱店についても追記しています。
アビニヨン(日本)
シルビア(日本)
錝芸(日本)
チャコット(日本)
バレリーナ(日本)
アールクラス(ロシア)
⇨主要取扱店 : シルビア
イノベーション(イギリス)
カプレット(イギリス)
ギャンバ(イギリス)
⇨主要取扱メーカー : ミルバ、シルビア、チャコット、セキネ
グリシコ(ロシア)
⇨主要取扱店 : シルビア、ミルバ、セキネ、グリシコ
ゲイナー・ミンデン(アメリカ)
⇨主要取扱店 : シルビア
コッペリア(イタリア)
⇨主要取扱店 : シルビア
スパニッシュダンスウェア(スペイン)
⇨主要取扱店 : シルビア
ソ・ダンサ(ブラジル)
⇨主要取扱店 : シルビア
フリード(イギリス)
⇨主要取扱店 : チャコット
プリンシパル(カナダ)
⇨主要取扱店 : グリシコ
ブロック(オーストラリア)
⇨主要取扱店 : ミルバ、チャコット、セキネ
ポルセッリ(イタリア)
⇨主要取扱店 : ドゥッシュ・ドゥッスゥ
メルレ(フランス)
⇨主要取扱店 : シルビア
レオ(アメリカ) :
⇨主要取扱店 : セキネ
トウシューズの種類と特徴② 〜レベル別
トウシューズには多くの種類があり、またそれぞれに特徴がありますが、まず、「レベル別」に分類してみました。柔らかく立ちやすい初心者向けトウシューズ、動きやすさを重視した中・上級者向けトウシューズ、どのレベルにも対応可能なオールレベル向けトウシューズ、に分類してご紹介します。
「サテントップ」と同じ型。シャンクに天然の本革を使用。踵部分を薄くしてあるため、ポアントで立ったときにぐらつきにくい。土踏まずにフィットしやすく、足の弱い人でも無理なく甲が出る。
型は「ロイヤル」と同じ。シャンクとボックス部分が足にとても馴染みやすい。足にフィットして立ちやすいので、初めてトウシューズを履く人におすすめ。
足の力が弱めの方や、初めてトウシューズを履く方にオススメの「やわらかめ」で「立ちやすい」トウシューズ。
シャンクは薄めで柔らかく、足にピッタリフィットする。プラットフォームは広めの楕円形で、ポアントに立ったとき安定感がある。足の力が弱い方や甲の出にくい方でも立ちやすく、初心者から中級者向きのシューズ。
形は「アビニヨントウシューズ」と同じ。張りのある履き心地で、足の強い人に特に向いている。
オーダー生産のみ。履くほどに足に馴染み、ア・テール、ドゥミ・ポアント、ポアントとスムーズに移行できる。足が強く甲が出る中級以上向き。
軽く、フィット感がある他、耐久性やホールド力に優れている。
シャンクはしなやかで耐久性のあるファイバーカーボン製。踵まわりにゴムが入っているので足によりフィットし、ポアントで立った時のラインが美しい。
3/4シャンクを使用しているため、甲が出やすくラインを美しく見せる。
日本人の足に合わせて成型。すっきりした形のボックスが足先を軽やかに見せ、長時間履いていても疲れにくい。ベーシックな形で初級から上級まで使える。
特殊素材を使用したシャンクは、よくしなり耐久性がある。ボックスはかなり広めのスクエア型。サイドが浅くなっていて安定感がある。
シャンクはしなやかで、土踏まずに吸いつくような感触。プラットフォームは円に近い楕円形でバランスをとりやすい。
ソールがアーチ状にカーブしていて、足によく馴染む。広めのプラットフォームとスクエア型のボックスで、バランスがとりやすい。
ソールは滑りにくいスウェード素材。前ぐりはVカット。グリシコの他のシューズよりも軽く、足への負担が少ない。
やや柔らかめの3/4シャンクなので立ちやすい。つま先部分が広く、安定感がある。
シャンクはフルと3/4の2種類から選べる。ボックスは広めのスクエア型で安定感がある。
トウシューズの種類と特徴③ 〜特徴別
次に、各メーカーのトウシューズを特徴別に分類してご紹介します。「安定感」を重視したプラットフォーム・ボックスが広めのトウシューズ、「回転・速い動き」を重視した軽くてプラットフォームが円形のトウシューズ、「ア・テールからポアントへの移行のしやすさ」を重視したトウシューズ、「足裏とソールのフィット感」を重視したスプリットソールのトウシューズ、の順にご紹介していきます。
広めのトウ先とボックスを使用。もともとアーチがついた構造になっており、安定してバランスがとれる。
足裏のアーチが出やすいようにカーブをつけたソールは、踵部分がやや薄く足に馴染みやすい。スクエア型のプラットフォーム、長いヴァンプ、軽く幅広のボックスで立ったときに安定感がある。
シャンクに角度がついており、土踏まずを押すようにフィットする。プラットフォームが広くボックスはやや広めで、ポアントに立ったときにバランスをとりやすい。長時間履いても足に負担がかかりにくい。
プラットフォームが縦横両方向に広いので、非常にバランスがとりやすい。ボックスも広めで全体的に柔らかく足に馴染みやすい。
シャンクはやや固め。ボックスが軽くて足に馴染みやすい。速い動きに適している。
プラットフォームが円形に近く回転しやすい。ボックスは固くて耐久性があり、ヴァンプが長いので甲が出過ぎる人にまオススメ。前ぐりはVカット。伝統的なロシアンスタイル。
ソールが土踏まずにフィットしやすく、プラットフォームが細いので回転しやすい。品質や履き心地が安定しており、耐久性にも優れている。
ドゥミ・ポアントを通りやすく、音も静か。アダージオなどの滑らかなポアントワークに最適。
天然の糊を使用し、足に馴染みやすい。履き心地や重さなどは職人によって異なるが、どれもア・テールの時に床を感じやすく、ドゥミ・ポアントへの移行がスムーズ。
3/4シャンク。しなやかな革製のソールは足に馴染みやすく、ドゥミ・ポアントを通りやすい。音も静か。
3/4シャンクで底はフルソール。ヴァンプは長めで、甲が出過ぎるのを防いでくれる。ドゥミ・ポアントからポアントへ移行しやすく、安定感がある。軽い履き心地。
3/4シャンクで、裏底はスプリット・ソール。ボックスは柔らかく、ヴァンプは長め。
オーダー生産のみ。スプリット・タイプのソールが土踏まずにフィットし、甲が出やすく安定感のあるつくり。Vカットの前ぐりが足とシューズをより一体化して見せる。
さて、ここまでトウシューズの種類と特徴についてレベルや特徴別に分類してご紹介してきましたがお気に入りのトウシューズは見つかりましたか?あなたの現在のレベルや状況に合わせてこの記事をご活用いただけたら幸いです。
あなたの足を心地良く守ってくれるピッタリのトウシューズが見つかりますように・・・。
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