アビニヨントウシューズの特徴とサイズ、及び足の形別アンケート


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アビニヨンは、1984年5月、寺田幸雄によって創立されました。寺田氏は、トウシューズメーカー、ヨシノヤで手作りによるバレエシューズとトウシューズの製造を学んだ後、1960年に独立。アビニヨンのトウシューズは、履き方にまでこだわった丁寧な製法に定評があります。

ここでは、そんなアビニヨンのおすすめトウシューズを取り上げ、シューズの特徴やサイズについてご紹介します。トウシューズの合う・合わないは、ダンサーの足の形やポアント歴などにもよりますので、それらを踏まえて、実際にアビニヨンのトウシューズを履いているダンサーの声もご紹介しています。ぜひ、あなたのトウシューズ選びの参考にしてみてくださいね。

アビニヨントウシューズの特徴とサイズ、及び足の形別アンケート①

はじめに、この記事に出てくるトウシューズの各部の名称をチェックしておきましょう。

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アビニヨンのトウシューズは、3/4シャンクを使ったプラットフォームの広いトウシューズです。“アビニヨントウシューズ”と“ジャンヌ”の2種に大別され、それぞれ、3つの型(マークK・ノーマーク・マークN)から選ぶことができます。順にご紹介していきますね。

【マークK(スリム&ロング)】

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【ノーマーク】

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【マークN(ワイド&ショート)】

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アビニヨン“アビニヨントウシューズ”の特徴とサイズ

アビニヨントウシューズは、土踏まずにフィットしやすい3/4シャンクです。プラットフォームが広く、安定感があります。細めのマークK、やや太めのノーマーク、太めのマークNの3つの型から選ぶことができます。

カラー : ピンク、サーモンピンク、アカ、シロ、クロ
サイズ : 19〜26.5㎝
※ マークNの場合は、23〜25.5㎝
ワイズ : C(細幅/22〜)、D(標準)、E(幅広)、EE(極幅広)、EEE(極々幅広)
※ EEとEEEの特注サイズは【ノーマーク】の型のみ可能。 ¥525増し
シャンクの固さ : 普通
付属品 : リボン付き
価格 : ¥6,480〜7,020

 

アビニヨン“ジャンヌ”の特徴とサイズ

形は“アビニヨン”と同じです。張りのある履き心地で、足の強い人に特に向いています。細めのマークK、やや太めのノーマーク、太めのマークNの3つの型から選ぶことができます。

カラー : ピンク、サーモンピンク、アカ、シロ、クロ
サイズ : 19〜26.5㎝
※ マークNの場合は、23〜25.5㎝
ワイズ : C(細幅/23〜)、D(標準)、E(幅広)、EE(極幅広)、EEE(極々幅広)
※ EEとEEEの特注サイズは【ノーマーク】の型のみ可能。 ¥525増し
シャンクの固さ : 固め
付属品 : リボン付き
価格 : ¥7,344〜7,884

さらに詳しくお調べになりたい方は、アビニヨンHPをご覧ください。

アビニヨントウシューズの特徴とサイズ、及び足の形別アンケート②

アビニヨントウシューズの特徴とサイズについて、概要はお分かりいただけたかと思いますが、それを実際に履いた感じが気になるところですよね。

それでは、実際にアビニヨントウシューズを履いて踊っているダンサーの生の声をご紹介します。ぜひ、ご自分の足の状況と照らし合わせてご覧ください。なお、各ダンサーのバレエポアント歴・足の形・足の幅の状態についても追記しておりますので、そちらもご参照ください。ちなみに、足の形は下記の3種類になります。

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名前
Cさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン E幅
・バレエポアント歴 : 1年
・足の形 : ギリシャ型
・足の幅 : 細い

丁寧にフィッティングしてもらい、選んだ一足。キツイ気もしたが、履いて踊ってみると、足にぴったりフィットしてとても履きやすい。中にフェルト素材の布が敷いてあり、とても足なじみが柔らか。ポアントはやはりフィッティングするのが正解と知った一足。

名前
Mさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン ノーマーク
・バレエポアント歴 : 1年
・足の形 : ギリシャ型
・足の幅 : 幅広

プラットフォームが広く安定感があり、シャンクも3/4と足裏に沿いやすいシューズです。特別な加工もしていませんが、鳴らすまでに時間がかからず、ポアントで立つ時間が長くても痛くならないところが良いです。つぶれやすいとのご指摘が多いようですが、私は、プラットフォームがポコポコしてきたなと感じたら、ダイソーの瞬間接着剤を流しています。ボックスの固さが復活しますよ。

名前
Nさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン
・バレエポアント歴 : 7年
・足の形 : エジプト型
・足の幅 : やや細い

バランスがとりやすいです!使いすぎると、青いのが出てくるのが格好悪いですね。

名前
Dさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン マークN
・バレエポアント歴 : 2年
・足の形 : スクエア型
・足の幅 : 普通

ドゥミを通りやすく、また安定感があって立ちやすいように思います。まさにジャスト!スクエア型の足の型にはジャストフィットする可能性が高いかもしれません。

名前
Dさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン マークK
・バレエポアント歴 : 7年
・足の形 : ギリシャ型
・足の幅 : やや幅広

足先がゴロゴロして踊り難く感じます。急につぶれる気がします。

名前
Aさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン ノーマーク
・バレエポアント歴 : 7年
・足の形 : スクエア型
・足の幅 : 幅広(特注EE幅)

私が感じるアビニオンの一番の良さは、ぐっと前に乗れ安定感があることです。甲が柔らかく足が弱い人には不向きかもしれませんが、以前のお教室では初心者からベテランまで履いていました。

名前
Gさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : ジャンヌ ノーマーク
・バレエポアント歴 : 20年
・足の形 : スクエア型
・足の幅 : 幅広

ドゥミはほぐれやすいので二回履けば本番に使えますね。3/4ソールなのでアーチの低い人でも乗り切りやすいと思います。まだ足が強くなっていない方にはオススメしません。ある程度ポワントに慣れてきたらちょうどよいかも。

名前
Oさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン
・バレエポアント歴 : 4年
・足の形 : ギリシャ型
・足の幅 : やや幅広

すぐに馴染んでくれます。とても安定していて、軽いし踊りやすい。でも、3〜5回のレッスンですぐにつぶれてしまいます。

名前
Iさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン ノーマーク
・バレエポアント歴 : 7年
・足の形 : スクエア型
・足の幅 : 幅広

指先が痛くて私には全く合いませんでした。足に合えばつま先で立った時の安定はいい方だと思います。

名前
Sさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン
・バレエポアント歴 : 4年
・足の形 : ギリシャ型
・足の幅 : やや幅広

無難なトウシューズです。誰にでも合いやすいと思います。

名前
Cさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン ノーマーク
・バレエポアント歴 : 11年
・足の形 : エジプト型
・足の幅 : やや幅広

見た目(色、光沢など)が綺麗で、中に貼ってある布も滑りにくくなってて好き。とにかくなじむのが早く、また音も外国のものに比べると控えめです。そして立った時の安定感がすごく好きです。甲が出やすく足が綺麗に見えます。ただ、柔らかいのでつぶれるのが早いです。

名前
Hさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン
・バレエポアント歴 : 7年
・足の形 : スクエア型
・足の幅 : やや細い

全体に柔らかく、足に馴染むのが早いので愛用してます。甲の出にくい自分にもまるで甲が出たように見えます。わりと早くダメになるのがイマイチなのですが・・・

名前
Pさんの場合
・愛用トウシューズ名称 : アビニヨン
・バレエポアント歴 : 25年
・足の形 : ギリシャ型
・足の幅 : やや細い

足への衝撃が少なく、ソフトな履き心地。足の弱い人でもすぐに馴染み、立ちやすいと思います。

なお、これらの“ダンサーの声”は、ポアントアンケートから引用させていただいています。

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アビニヨントウシューズの特徴とサイズ、及び足の形別アンケート③ 〜メリットとデメリット

実際に、アビニヨントウシューズを履かれたダンサーさんの生の声をチェックすると、足の形やポアント歴によって同じトウシューズでも履き心地は様々であることが見てとれます。

それでは最後に、アビニヨントウシューズのメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。

メリット

・ソフトな履き心地
・足に馴染みやすい
・プラットフォームが広くて安定感がある
・3/4シャンクなので足裏に沿いやすく立ちやすい
・甲が出て綺麗に見える
・初心者からベテランまで履ける
・軽い
・静音

デメリット
・つぶれやすい
・足先の違和感、痛み

このように、アビニヨントウシューズの丁寧で特殊な製法により、履き心地、ポアントワークの安定感、形状の美しさ、立ちやすさなどにおいて非常に高い評価であり、初心者からベテランまで愛用されていることがわかりますね。ただ、「甲が出やすい」「立ちやすい」ということは、「足の力が弱くても立てる」ということでもあるわけで、まだ十分に足の強さがない状態でトウシューズの性能に頼って踊り続けてしまうことは、バレエテクニックの上達を考える上では決して良いとは言えないですね。ですから、トウシューズの性能の力も借りつつ、自らの足の力で安定したポアントワークができるように足を強くする訓練が必要です。

また、柔らかくソフトな履き心地であるというメリットがある反面、すぐに「つぶれやすい」といったデメリットもあるようですが、こちらは、様々にトウシューズを加工することで対応できるだろうと考えられます。
もしよろしければ、“アビニヨントウシューズの特徴とサイズ〜足の形別アンケート”に関連する、こちらの記事もご覧ください。
⇨ トウシューズの加工法とかがり方

⇨   トウシューズのお悩み〜“足が弱い”

みなさんにぴったりの一足が見つかりますように・・・。

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